化け勝負 - 朔雲 みう

内容紹介
大きな森の大きな木の下で、キツネのコン太は泣いていました。いつもはピンと立っているふさふさの耳も、今はだらんと悲しそうにたれています。泣きじゃくるコン太を、友達のキツ助が心配そうに見つめています。何と声をかけたらいいのか分からず、たまに立ち上がっては、コン太の前を行ったり来たりしていました。
「コ、コン太、泣くことないぞ!」
「だって、またキツネゴンに負けたんだよ」
コン太は、ぐすん、と小さな鼻をすすりました。
第5回朗読cafe朗読賞受賞作品
キツネのコン太は化けるのが下手で、いつもキツネゴンに馬鹿にされていました。 そんなコン太の元に、タヌキのタヌキドンがやってきて、化ける練習をすることに――
編集部より
人里に下りては人間を化かして悪さばかりをするキツネゴンに、化けるのが苦手で気弱なコン太は化け勝負を挑むことに。
自信がないコン太にアドバイスをくれたのは、隣の森のタヌキドンだった。
卑怯ばかりのキツネゴンに気弱なコン太が勝負を挑む、勇気をもらえるお話です。
森の動物たちのハートフルなほのぼのストーリー。お子様と一緒にぜひお楽しみください!!

- 作者: 朔雲 みう
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