ねえちゃん- 万里小路 頼光
内容紹介
「おい、だらしないなあ。男だろ。そんなことで泣くな」
幼いころからずっと、僕の目の前には、逞しい『ねえちゃん』がいた。
僕が四歳の時、家の隣に引っ越してきたねえちゃん。本名は水上有紀といい、僕より一つ年上の、とても強くて優しいねえちゃん。
僕が虐められていたら、いつも僕を助けてくれた。
そして、一言。
「おい、だらしないなあ。男だろ。そんなことで泣くな」
いつもの決まり文句。
小学校に入っても、僕とねえちゃんは仲良しで、いつも一緒に登下校していた。外で遊ぶ時も、いつも一緒。僕とねえちゃんは血の繋がった姉弟以上に仲が良かったんだ。
第1回ショートショートコンテスト 審査員特別賞受賞作品
『ねえちゃん』
「おい、だらしないなあ。男だろ。そんな事で泣くな。」
幼馴染の僕とねえちゃんの小さな物語。
編集部より
一つだけ年上の、幼馴染の「ねえちゃん」。
強くてたくましい「ねえちゃん」にあこがれる「僕」。
けれど、大きくなってから、少しだけ距離が変わってしまった……。
年上の幼馴染のお姉さんに、憧れと小さな恋心を抱く僕。
甘酸っぱくてかわいい、短編青春ラブストーリーです。
- 作者: 万里小路 頼光
- 出版社/メーカー: ネット文庫星の砂
- 発売日: 2019/08/25
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