電子書籍「ネット文庫星の砂」

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「兄と弟の構図 ~ぼくの大好きな人~」 - まなべちほ

兄と弟の構図 ~ぼくの大好きな人~ - まなべちほ

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内容紹介

十三年前に初めて会った時の冬華は、ふわふわと優しく微笑む頼りない小さな子どもだった。その子どもは、鳴海にとって苛立たしいだけの存在だった。

──「兄さんって呼んでもいいですか?」

 まっすぐな黒髪と、どんな罪でも赦してしまいそうな慈愛に満ちた黒い瞳。ただ顔色だけは青白かったが、それが余計に艶やかな唇を赤く見せた。この天使のような奴が、自分の弟になるのかと思うと、まず(……どうしよう)と鳴海は思った。あっさりと愛せてしまえそうだという現実に動揺したのだ。

 
第18回星の砂賞 審査員奨励賞

 両親の再婚によって、義母が連れてきた異母弟・冬華。彼を心から受け入れることが出来ない鳴海だが、鳴海を「兄さん」と呼びたがる冬華も、心に闇を抱く子どもだった。
 

コンテスト特別審査員・芥川賞作家の三田誠広先生より(抜粋)

血のつながりのない兄と弟のやや奇妙な触れ合いを描いている。独特のセンタメンタルな文体で、いい感じになっているところもあるのだが、文体だけでひっぱっていくところがあって、具体的な展開が乏しく、ここに描かれている世界の客観的な実在感が乏しくなっている。(中略)とはいえ、自分の好きな世界を好きなように描くというのも大事なことだし、このムードが好きな読者もいるだろうと思う。

 

事務局より

淡い文章からなる不思議な世界観を持った作品、という印象を受けます。
兄弟たち、そして家族の少し奇妙な関係をぜひお楽しみください。


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