朔雲みう
【2020年】スマホで読めるホラー小説特集! スマホでサクサク読める、最恐に震え上がる"ホラー小説"を集めました。 眠れない夜のお供にいかがですか? 【2020年】スマホで読めるホラー小説特集! 1. 君と私のリンカーネイション/北川葉 2. ブアメードの血/…
ユキオと魔法の箱 - 朔雲 みう 内容紹介 「お父さん、これなぁに?」お父さんの手のひらに乗せられたきれいな箱を見て、ユキオは聞いた。「これはね、魔法の箱だよ」 「魔法の箱?」 「そう、魔法の箱」 第7回星の砂賞審査員特別賞受賞作品 魔法の箱には、何…
化け勝負 - 朔雲 みう 化け勝負 内容紹介 大きな森の大きな木の下で、キツネのコン太は泣いていました。いつもはピンと立っているふさふさの耳も、今はだらんと悲しそうにたれています。泣きじゃくるコン太を、友達のキツ助が心配そうに見つめています。何と…
夏色の調べ - 朔雲 みう 夏色の調べ 内容紹介 ピアノの練習を終えた夏彦がふと窓際に目をやると、窓台の上に一輪の花が置かれていた。 このちょっとした出来事は、夏彦の鬱屈した気持ちを和らげてくれて――『この想いが、彼女に届きますように……』 ――夏の庭で…
隠夜の鬼 - 朔雲みう 内容紹介 「それなら、とっておきの話があるよ」 「えっ、なになに!?」 卓から身を乗り出すようにして訊くと、祖母はにやりと笑い、つくったような低い声音で言った。 「鬼が出るんじゃ――」 第8回星の砂賞 優秀賞受賞作品 夏休み―― 田舎…
たまゆらの少女~見つめる影~ - 朔雲みう 内容紹介 眼下に巣食う夜の街は、背後の夜空が霞んで見えるほど光に満ち溢れている。 「この光の数より、もっとたくさん人間はいるのね」 ふふっと微笑み、少女は踊るように鉄柵を渡った。 艶やかな黒髪が夜風に舞…
春の陽だまりに、死神は舞い降りて - 朔雲みう 内容紹介 目を引いたのは、彼の右手に握られた大きな鎌だった。少年の背丈ほどもある長い柄の先には大きな刃物が留められ、鋭利な弧を描いている。 少年は無言で沙絵を見つめると、沈黙を破るように落胆の溜息…