結月美鶴
妄想しがちな漫画家志望はイケメン御曹司と運命的な恋をする - 結月美鶴 内容紹介 「大丈夫ですか?」 薄れていく意識を捕まえるように、耳元で声がした。柔らかくも、はっきりと通る低音だった。 「……え?」 「あ、大丈夫かって聞かれると、大丈夫って答え…
CEOからプロポーズされた理由がわかりません - 結月美鶴 内容紹介 「待ってたよ」 落ち着き払った低音が響く。先刻の入社式でも、何十人もの新入社員の前でその威厳をいかんなく発揮していた声だった。 ――この人が、天瀬樹生。 無造作に見えてバランス良…
あなたのヒロインになります!~イケメン小説家に恋をしました~ - 結月美鶴 内容紹介 「この傘、本当に鈴音ちゃんの?」 「へ?」 彼が黒い傘を見上げる。無地で、骨は太めで存在感があり、取っ手は木製。私が掲げるにはちょっと重たい傘である。 「大きい…
このイケメン、××につき - 結月美鶴 内容紹介 「カケルくんはめちゃくちゃ格好いいんですよ」 「だから?」 「イケメンは正義なんです!」 勢い豪語したその瞬間、初めて隣の男と目が合った。 こちらを睨む、ややつり上がった目つきの悪さが逆に美しい。呆れ…