帝都で探偵はじめました~黄金の裸婦~ - 菱沼あゆ
内容紹介
「私、人を殺しました。
私が殺した人を探してください――」
時は昭和初期。
画家になる、と家を飛び出した鷹司夏樹はある日、義妹・欄子に呼び出される。
欄子が言うには、うっかり人を殺してしまったが、その殺したはずの人間が消えてしまったとのこと。
だが現場には遺体も、痕跡もなかった。義妹の妄言だと本気で取り合わなかった夏樹だったが、その直後、自分が『黄金の裸婦』と呼ばれる高級娼婦を殺害した疑いをかけられていることを知る。
殺人の疑いをかけられた夏樹と、人を手にかけてしまったと考えている欄子。二人は、それぞれの事件の調査をすることになるのだが――。
編集部より
昭和初期を舞台にしていますが、難解な用語を避けていることや登場人物たちの軽妙な掛け合いもあって、とっても読みやすい作品です。
でありながらも、ミステリーとしての「仕掛け」はしっかりとあり、読み応えは十分。
各々の身に降り掛かった事件を追う兄妹ですが、二つの事件は思いも寄らぬところで交錯し――?
結末はぜひ、その目で確かめてみてください!
帝都で探偵はじめました~黄金の裸婦~ (ミーティアノベルス)
- 作者:菱沼 あゆ
- 発売日: 2020/04/13
- メディア: Kindle版