ホテルねこ堂 - ミオリ
内容紹介
にんげんのみなさま、ねこのみなさま、
どなたさまもこんにちは。
「ホテルねこ堂」の支配人、青ねこでございます。
これより、わたくし青ねこが、当ホテルをご紹介いたします。このような、せんでん文を出しますのは、当ホテルとしては、はじめてのこころみでございます。
ぜひともお読みいただいて、わたくしどものホテルに興味をおもちいただき、おこしいただきたい、というのが、創設者の金ねこと、支配人青ねこ、そしてホテル従業員のねこたちの、願いでございます。
どうぞ、最後までお読みいただきますよう、お願いいたします。
第3回童話と絵本コンテスト 審査員特別賞受賞作品
『ホテルねこ堂』
海のそばのちいさな町。
坂道をのぼり、くねくねあるいて、
ねこがいっぴき、やっと通れるくらいのあなをくぐったところ。
そこに、ふしぎなホテルがありました。
その名は「ホテルねこ堂」
ホテルの支配人は、ねこ。
ホテルではたらくのも、ねこたちです。
にんげんさまも、ねこさまも、
どうぞ「ホテルねこ堂」へ
ようこそ。いらっしゃいませ。
編集部より
不思議な猫たちが経営する、小さな小さな古いホテル。
そのホテルには、少しだけ怖い、でもとても暖かい、素敵で奇妙な秘密があった。
猫の経営するかわいいホテル。そんなホテルに行ってみたいですね。
「ホテルねこ堂」のごあんない。あなたもおひとついかがですか?