エリート御曹司は逃がさない~その寵愛は、傷心OLを優しく癒やす~ - 清水苺
内容紹介
紗友里は、大学生になってようやく出来た初恋の男性に勇気を出して告白し、めでたく交際することになった。
そんな恋人との初めての箱根旅行。心から楽しみにしていたはずが、まさかこんなことになってしまうなど、紗友里は想像もしていなかった。
「紗友里は不感症なんじゃないか? 今まで痛いなんて、一度も言われたことはない」
彼と一緒に選んだ、見晴らしの良い高級ホテルの最上階。付き合いたての彼はかっこつけて「俺が払うよ」と、宿泊代を全額負担してくれた。
そんな、予約を取るのさえ困難だったこの一室で、紗友里は一糸纏わぬ姿のまま、ベッドの上で荒い息を吐きながら抵抗を示す。
(こんなにも楽しみにしていたのに……どうして?)
武藤紗友里は学生時代、無知が故に初めての性行為による痛みに耐えきれず、交際相手を突き飛ばしてしまった過去がある。その時に言われた『不感症』という言葉が胸に突き刺さり、三十歳を迎えた今でも処女のまま、異性と深い関係を築くことに恐怖心を持ち続けていた。
ある日、バーで酔った男性に絡まれていたところを助けてくれた勤務先の御曹司である真崎瑛人と意気投合し、お見合いをすることに。そして、紗友里は性行為に恐怖心があることを隠したまま、瑛人と交際を開始する。
過去に経験した痛みと辛い記憶は一生消えることはない。それでも、ようやく彼に真実を伝えた紗友里は、瑛人とエッチなスキンシップを行うようになる。毎日のように彼の肌に触れ、身体を優しく弄られるにつれ、我慢ができなくなった身体は、熱さと快楽に身を委ねるようになっていき──!?
編集部より
ミーティアノベルス完全書き下ろし作品!
OLとして働く武藤紗友里は、学生時代のトラウマから異性と深い関係を築くことに恐怖心を覚え、三十歳を迎えたいままで避け続けてきました。
御曹司である瑛人とバーで意気投合し、次第に惹かれ合う二人でしたが、性へのコンプレックスから一歩進んだ関係に踏みだせない紗友里。やがて過去を打ち明けられた瑛人は、紗友里の傷を優しく癒やしていき──
続きは本編をぜひお楽しみください!