平成生まれの僕、昭和の営業マンに転生する - 上高地 嶺
内容紹介
会社に着くと何か違和感を覚えた。机やキャビネットの配置が違う。
ここは本当に僕が勤めている会社か? 外に出て看板を確認すると、松岡フーズと書いてある。え、でも九州支店だって?
壁に掛かっている日めくりカレンダーを見ると、昭和五十九年十一月十一日となっていた。昭和五十九年ということは、―― 今から三十六年前!?
ガラスに映る自分の顔を確認したら、またまた仰天してしまう。
う、嘘だろ!? まったくの別人だった。
え、一体どういうこと?
平成生まれ、松岡フーズに就職した高田翔は、営業部に配属されてからも、のんびりと楽をするスタイルを貫いていた。が、そんな息子に説教する父と居酒屋で飲み、目覚めると――なんと時代が昭和に。しかも父の古い友人、同じ会社で働く田中という男に転生していた。
ネットもスマホもない、昭和の上司からの熱血指導に戸惑う翔だが、受け入れざるを得ない。昭和の美人、映子との恋物語まで始まり――。
編集部より
スターダストノベルス書き下ろし作品!
平成生まれの若手営業マンが転生した先は……「昭和」!?
同じ日本ながら、ネットもスマホも存在せず、人々の気質までもが違います。
なにもかもが異なる世界に戸惑いながらも、なんとか奮闘する主人公ですが……?
一風変わった転生物語をぜひお楽しみください!