転生したらラノベヒロインの妹だったので推しの顔を見にライバル校へ行きます。 - 雪菊

内容紹介
後ろに控えている美貌の儚い系美青年は銀髪で、物語にいる精霊などの空想の存在のよう。人間味が薄い。こんなに美しい男の人って芸能人でもそうはいないと思う。写真を撮らせてほしい。
かの人が私の推し、八神終夜である。
アイスブルーの瞳が隣にいた日上先輩に何か話しかけられたことで上向き、日の光が当たって宝石のように輝いて見える。推しフィルターかもしれない。とても顔が良い。
「協力……してくれるよね?」
顔を近づけてきた八神終夜の言葉に、反射的に「喜んで!!」と返してしまった二菜。
そこから、関わることのないはずのライバル側の登場人物と出会い、絆を結んでいくことになる。
ある日、好きだったラノベの登場人物に転生してしまったことに気付く小鳥遊二菜。
不運体質なのか、姉絡みの事故や事件に巻き込まれる生活を過ごしていた。これ以上の危険の回避という理由と「推しの顔を見に行こう!」という私欲で主人公のライバルが通う学校への進学を決める。
これは、命に関わるほど不運な少女と人間味の薄いヤンデレ気味な美貌の青年が織りなす、一途だけど恋と呼ぶには重いお話。
編集部より
人気作品がミーティアノベルスに登場!
ライトノベルの世界にヒロインの妹(負け確定ヒロイン)として転生してしまった二菜。現世で最推しだった八神終夜先輩を目にするため、原作では主人公のライバルの通う高校に進学します。
ガッツリ関わるつもりはなく、落とし物を拾って届けるくらいはあったらいいなと思っていた二菜でしたが、ある日、八神先輩から突然声を掛けられ……?
電子書籍版限定の書き下ろしでは、二菜と終夜、勇樹と一花の「その後」を描いた特別編を追加。やっと訪れた平穏を享受する二菜、そして今までの対価を払う一花。二人はこの先をどう受け入れ、歩むのか……?
未読の方はもちろん、WEB版をお読みの方もぜひお楽しみください!